2006/04/12

永遠の光

key=C#    Capo=-1

裏山で遊ぶ僕たち       D G A D G A 
冬の枯れ葉を踏みしめて     D G A D G A
白い息を吐きながら      Em A  Em A 
シーソーにまたがって           Em A

長いすべり台をすべって 
子供たちもいない公園
見捨てられた見張り塔 
荒縄のはしごを伝い
  
僕らは天辺まで登ったんだ       D G A
息きらしながら登ったんだ     D G A
けがれのない夕焼けが       D G A
山の片側を強く照らしていたんだ  Em A

見張り台に腰をおろし 
戦場の兵士たちみたいに
身をひそめ 息をつめ 
そのときけがれなき光が
  
君の顔半分にあたったんだ 
君のまつげは光ってたんだ  
瞳はすき通って 
美しいというのはきっとこれを言うんだ

今僕らがここにいること 
誰からも知られていない
今ここで息絶えても 
そのときけがれなき光が
  
君の顔半分にあたったんだ 
君のまつげは光ってたんだ
瞳はすき通って 
美しいというのはきっとこれを言うんだ

光の中に君を見たんだ 
白く輝く君を見たんだ
天に昇るネロとパトラッシュを
包んだ光を僕は見たんだ

これは永遠の光なんだ 
今このときが永遠なんだ
なんだかよくわからないけれど
僕はそのとき胸に刻んだんだ

恋する者だけが幸せだ 
そんなゲーテの言葉もあった
うぬぼれだってことはわかっていたけど
君を目に焼きつけたまま
  
このまま消えてしまいたかった 
影とともに消え去りたかった
今が僕の青春のクライマックスだと
気づいてしまったから

光はサーチライトのように
僕らを逃亡者にしたんだ
手をとって世界の果てまで逃げても
僕らの居場所などないんだ
  
まるでスポットライトのように 
僕らを主人公にしたんだ
今この光に出会えたことで
僕の生は肯定されたんだ

光の中に君を見たんだ 
白く輝く君を見たんだ
今ようやくわかった 
美しいというのはきっとこれを言うんだ

これは永遠の光なんだ 
今このときが永遠なんだ
なんだかよくわからないけれど
僕はそのとき胸に刻んだんだ





プール日和

key=G



高圧電線 セミの声           G B7
二人乗りの自転車              Em C
君とプールへ急いだ午後     C G
風もなく蒸し暑い              Am7 D7

どうしてふだんはさらさぬ肌を
ここぞとばかりにさらせるんだろう
水着に着がえた君に集まる
男の視線に優越感

今日はプール日和                  G D
今日はプール日和                  Em C
君と漂いながらいつまでも      C G
浮かんでいたい                     Am7 D7

君と手と手を取り合って
水の中へともぐれば
人々の身体は標本のように
青白くなって揺れていた

流れるプールでラッコになって
浮き輪を抱いて流されていると
平和よありがとうと言いたい気持ちになる
日本に生まれてよかったな

今日はプール日和
今日はプール日和
人と人の間を縫いながら
流れていたい

僕の背中に君を乗せて
親子の亀のように
泳げるかなと思ったけれど
やっぱり僕は人だった

君に強くしがみつかれて
僕はカタくなった
そのとき運悪く十分間の
休憩になってシマッタ

今日はプール日和
今日はプール日和
君と漂いながらいつまでも

今日はプール日和
今日はプール日和
君と漂いながらいつまでも
浮かんでいたい