田辺マモルのアーカイヴ: 10月 1997

1997/10/22

犬とネロ

key=Gm Capo=-2

誰もぼくのこと考えてくれないとか Am7 G

誰もぼくのこと気にしてくれないとか Am7 G

誰もぼくのこと見ていてくれないとか Am7 G

誰もぼくのこと覚えてくれないとか Am7 G

ネガティヴ　ネガティヴ　ネガティヴ　ネガティヴ C G

ネガティヴ　ネガティヴ　ネガティヴ　ネガティヴ C

もうたくさんだそんなこともうこれ以上考えるのはやめよう B7

ノーマークだっていいじゃない Em A7 Em A7

フランダースのネロだって死ぬまで Em A7

誰からも見向きもされなかった Em A7

フランダースのパトラッシュだって死ぬまで Em A7

誰にも気にされなかった Em A7

かわいそうだと思わないかい？ Em A7

僕よりかわいそうな人はたくさんいる Em A7 Em

誰もぼくのこと愛してくれないとか

誰もぼくのこと認めてくれないとか

誰もぼくのこと信じてくれないとか

誰もぼくのこと驚いてくれないとか

ネガティヴ　ネガティヴ　ネガティヴ　ネガティヴ

もうたくさんだそんなこともうこれ以上考えるのはやめよう

ブレイクなんて嫌な言葉

タイアップなんて嫌な言葉

フツーの人が日常会話で使ってるのってなんだか嫌だな

一億総ギョーカイ人化してプレミアム物を集めたりしてる

うざったいとは思わないかい？

音楽は音楽　俺は俺　君は君

ハワイの詩

key=F Capo=1

着いたとたんに元気が出てきてしまった E A

ムッとした風　熱帯植物園みたいだ E B7

冬から夏へ８時間でワープ E A

ここはホノルル　ハワイ E B7 E

ミナサンココニ集マッテネ下サイと言う

渡辺マリナによく似たガイドさん

一生懸命な日本語が

けなげでかわいいな　ハワイ

ロビーに集う新婚さんの集団は

みんな真新しいスニーカーを履いていた

暑いのか寒いのか短パンにストッキングで

スニーカーを履いていた　ハワイ

蟻とキリギリスの教訓は

ハワイじゃ通用しない

蟻はここでは一年中休めない

仕事をサボってやって来たぜ　ハワイ

あたりを見回してみて思ったことは

子どもの頃親に連れられて行った

常磐ハワイアン・センターってこんな感じだったな

結構良くできてたんだな　ハワイ

送迎バスは空港からワイキキへ

パックツアーはやっぱり楽でいい

新婚さんたちはピカピカしたホテルで

みんな降りてしまった　ハワイ

最後ニナッテスミマセンネ

いえいえどういたしまして

そのおかげでマリナ似がチェックインまで

付き添ってくれた　ハワイ

ホテルの部屋は思っていたよりもずっと広くて

ベランダからはビーチも見えた

必要のない二つのベッドが

うれしいような淋しいような　ハワイ

風はどこから吹いて来るんだろう A E

暑くもないし寒くもないし A F#m

とても気持ちいい B7

ハワイ　波乗り達が沖へとくり出すE A F#m B7

ハワイ　ダイヤモンド・ヘッドが雄々しくそびえる E A F#m B7

水平線に囲まれた　ハワイ D A B7 E

衣食住っていう基本的欲求のすべて

満たしに人はこの島にやってくる

ガイドブックには買うか食べるか

泊まるかしか載っていない　ハワイ

僕はビーチで鳥にパンをやっている

どうしてエサをやるのって楽しいんだろう

ハーイって声がして振り向いたらそこに

マリナ似が立っていた　ハワイ

仕事ガ終ワッテコレカラ帰ルトコロデス

楽シンデマスカ？　淋しく見えたに違いない

仕事の一環としてかもしれないけれど

僕を食事に誘ってくれた　マリナニ

包丁をシャンシャン鳴らして

僕らの目の前で料理人は肉を切り刻む

生きたままのエビが殻を剥がされて

鉄板で焼かれる　ハワイ

マリナニは日本に留学してたことがあって

どうやらアニメのファンらしい

エヴァンゲリオンの話をしたら

大きな目を輝かせた　マリナニ

飲めない酒の力を借りて

マリナニの手をそっと握った

二人の体温は同じぐらいだった

肌の色は違っていても　ハワイ

火照ったカラダを冷まそうと

夜の砂浜を二人で歩いた

ハワイ対日本の鼻歌合戦が

繰り広げられた　ハワイ

一緒にいて楽しければ楽しいほど

深まって行く哀しみがあった

砂の砦を作った

潮が満ちれば壊れると知っていても　ハワイ

風はどこから吹いてくるんだろう

暑くもないし寒くもないし

とても気持ちいい

ハワイ　ヘールボップ彗星を夜空にさがした

ハワイ　星が願いを叶えてくれるなら

時を止めてくれ　ハワイ

旅行者には未来はない

過去と一緒に国へ置いてきたから

とても永くて短い時間を

竜宮城で過ごしたみたいだ　ハワイ

空港に見送りに来たマリナニ

現地のガイドとして

旅ハイカガデシタカ？って

瞳を潤ませた　マリナニ

結局ホテルの二つのベッドは

一つ余ったままに終わった

またいつか会える日のために

その方がいいと思ったから　ハワイ

日に焼けた肌がヒリヒリ痛い

やがてこの痛みもおさまると

ボロボロと剥がれて落ちて行くんだろう

それが悲しい　ハワイ

風はどこから吹いて来るんだろう

暑くもないし寒くもないし

とても気持ちいい

ハワイ　搭乗案内がロビーに響きわたる

ハワイ　日常へと還る旅がはじまる

ハワイ　うしろで手を振るマリナニが

ハワイ　マリナニがだんだんだんだんかすんで行く

ハワイ　・・・・・

1997/10/10

ぼくがアメリカ人だったら

key=E

金曜のアフター５ E

デパートの本屋で Emaj7

好みのコをみつけた E7 A

待ち合わせなのかな F#m B7

ひまなのかな G#m C#m

みつめてたらこっちを向いた Am B7

それなのにぼくは

視線をそらすんだ

あこがれのまなざしを

自分の足下に

そそいじゃうんだ

目を見てニッコリできないんだ

ぼくがアメリカ人だったら E A B7

気軽に声をかけられたのに E A B7

ぼくがアメリカ人だったら E A B7

人生きっとずいぶん違ってただろう E A F#m B7

もう少し神経が太かったなら

もう少し自身があったら

池澤夏樹の本を

買っていった

彼女を逃さなかったのに

ぼくがアメリカ人だったら

気軽に声をかけられたのに

ぼくがアメリカ人だったら

人生きっとずいぶん違ってただろう

クロレッツ

key=D

このコとキスをしたい D Dmaj7 D7 G

ああ　キスをしたい Em A7

とどめのキスをしたい Em A7

さっき飲んだコーヒーの匂い

ああ　少しだけ

気になる　買えばよかった

クロレッツ D Dmaj7

クロレッツ D7 G

クロレッツ B♭ A

レッツ・キス D

唾液って味がしない

ああ　それなのに

匂いがするのはなぜ？

クロレッツ

レッツ・キス

再三トライ

key=G

トライ　再三トライ　トライ　トライ G C B♭ G

夢や欲望はなくても意地はあるぜ G F

たった一度の人生行路じゃないか G F

これが最後だと覚悟を決めて何度でも C Cm

トライ　再三トライ　トライ　トライ

青息吐息何度か死にかけた俺

意地で喰らいついて今まで生きのびたぜ

ダメと言われてもくじけないぜ何度でも

トライ　再三トライ　トライ　トライ

再三トライ　トライ　トライ

退屈と平和

key=E

ありふれた午後の E Am B7

退屈と平和を E Am B7 C#m

持て余してあくびをする F# Am7 B7

屋上のペットショップ

子供の叫び声

ベンチで待つ老人たち

ひとり近所のデパートへ C D G F Em

散歩に出かけた Am B7 Em

ほかに行き場もなく A7 Am7 B7

ひさしぶりに買った

ワイシャツ売場の

おねえさんがきれいだった

そんなささやかな喜び

拾い集めては生きていくしかない

それを退屈と言うか E♭ F B♭ A♭ Gm

平和と言うかは Cm D7 Gm

きっと僕次第だから C7 Cm7 D7

G Cm D7 G Cm D7

Em A7 Am7 D7

かごの中動き回る E♭ F B♭ A♭ Gm

ハムスターのような Cm D7 Gm

僕の平和な日々 C7 Cm7 D7

そんな小ささに慣れて F# G# C# B B♭m

しまえばここから E♭m F7 B♭m

二度と出られはしないのに E♭7 E♭m7 F7 B♭

key=A

つい三日前の土曜日に引っ越しました　A Amaj7
これからは東京へ出る度に A7 D
荒川を越えて行きます　 Bm Bmaj7
ちょっと都心から遠くなったのは不便です Bm7 E7

けど生活するには良いことが
たくさんあります
大型スーパーがあるとか
路上駐車がしやすいとか

公園が多いとか
空が広々しているとか
けど工場が多い街なので
残念ながら空気は悪いですけど

あれですね　川を越える時って F#m D
なんか不思議な感慨が　感慨が　 E
感慨がありますね A

うまくは言えないんですけど
上り列車で行くときは
さあ東京へ行くぞってやる気を
起こさせてくれるし

帰りは川を越えたとたんに
ホッと落ちつくし
けどそんな簡単な気分ではない
別の感動を覚えます

あれですね　川を越える時って
なんか不思議な感慨が　感慨が
感慨がありますね

それは荒川に限らず
東横線で多摩川を越えるときも
新幹線で大井川でしたっけ？
それを越えるときも

ついボーっと川を眺めて
物思いにふけってしまいます
それって僕だけですか？
それって僕だけですか？

それってまだ橋のない時代の昔の人達が
やっとの事で大きな川を越えた
苦労と感動の名残りが心の何処かに
残っていたりしいてるからなんでしょうか

それとももしも人が死んで霊魂が
三途の川を越えてあの世に行き
そして僕らに生まれ変わるなんてことが
本当にあるんだとしたら

かつて三途の川を渡った時の
記憶が呼び戻されて
僕は川にノスタルジーを
ノスタルジーを覚えてしまうからなんでしょうか

まあそれは考えすぎとして
僕は電車から見える
荒川の夕焼けがとても好きです

吐けよ！この手に

key=E

吐けよ！この手に E7
遠慮いらないぜ A7
吐けよ！この手に E7
遠慮いらないぜ A7
オーエーッ E7

吐けよ！この手に
恥ずかしくないぜ
吐けよ！この手に
恥かしくないぜ
オーエーッ

君のものならすべて B7
受けとめてやるぜ！ A7
飲み込んでもやるぜ B7
オーエーッ

吐けよ！この手に
遠慮いらないぜ
吐けよ！この手に
遠慮いらないぜ
オーエーッ

合コンの熱き夜

key=D

座った席が悪かったんだろうな Dsus4
僕の相手はきっと G7 Dsus4
左隣のこのコだろうけど
あまり好みじゃないな

おとなしいふりをしてれば男に A7 G7
気に入られると思ってたら間違いだぜ Bm E7 G7 A7

そうかといってハイテンションでしゃべる
斜め右のコもイヤだ
甘えた声で　媚びたまなざしで
男たちにからむ

気分次第で話題をあっちこっち変えて
自分が楽しければいい奴

欲しい　あのコが欲しい B♭
欲しい　あのコじゃわからん C
欲しい　欲しい　欲しい B♭ A

お酌とか皿に取り分けを
マメにしすぎるあっちのコ
他のコもみんなそわそわするだろう
ほどほどにしとけよ

気がきくふりしてある意味鈍感で
ホステスもしくは良き妻気取り

欲しい　あのコが欲しい
欲しい　あのコじゃわからん
欲しい　欲しい　欲しい

ボディ・ローション

君がカラダを洗う姿
ずっと見ていた　すごくきれいだな腰のライン　肩のライン湯船の中でずっとずっと見ていた月の見えない窓のある僕の部屋の小さなバスルーム少し照れながらそれでも服を脱いだ　二人　時間差でメガネ外せば見えないからと見え透いた嘘　君は笑ったつきあって　二年目の秋の夜長のバスタイム君に見とれたさっきけんかしたことも今日の疲れもいまは消えて僕はやっぱりきみにずっと恋してるんだあとで君の首すじや二の腕や脇腹やひざやふくらはぎに塗ってあげるやさしくボディ・ローション

Capo=2
　
|G |C |Am |D7 |
|G |C |Am |D7 |
|G |G/F |E |E/D |
|Am |D7 |Am |D7 |

|G |C |G |D |
|G |C |G |D |

|G |C |Am |D7 |
|G |C |Am |D7 |
|G |G/F |E |E/D |
|Am |D7 |Am |D7 | E7 |

|A AM7 |D |E |A |
|F#m |Bm |E |A |
|A AM7 |D |E |A |
|F#m |Bm |E |A |

ゲーセンの決闘

key=E

僕は今中学生と E Emaj7
殴ったり蹴ったり E7 A
ひっぱたいたり F#m
頭突き合っている B7 E Emaj7

やや僕は負けている
情けないけど
あっちの方が
腕が立つみたい

叩け！　叩け！　　 D A C B7
叩け！　叩け！　　 D A C B7

男はみんな獣の血が騒ぐ E Emaj7 D B7
男はみんな獣の血が騒ぐ E Emaj7 D B7
野蛮　野蛮　野蛮 A C B7 E

一度だけ友だちを
ぶん殴ったときの
感触をふと思い出す

「しまった」と思うと同時に
なぜか不思議な
快感が正直言ってあった

叩け！　叩け！
叩け！　叩け！

男はみんな獣の血が騒ぐ
男はみんな獣の血が騒ぐ
野蛮　野蛮　野蛮

ときどきうれしい

key=D

D　G　A7　D 　　D　G　A7　D

思いがけない　　　君のメールは

D F#7 Bm Bm7/A　E7　 A7　　　　

長い　冬に　時たま吹く　南風　

D　G　A7　D 　　D　G　A7　D

いつも凍えて　　ふるえるだけの

D F#7 Bm Bm7/A　E7　　　　 A7　　

生活にも　慣れてきては　いたけれど

　　　Fmaj7 G7 　　　C 　　　Am7

ときどき笑って　　ぼくは生きている

　　　Fmaj7 G7 　　C C7

またすぐ悲しくなっても

　　　Fmaj7　 G7 　　Em7 　Am7 G Fmaj7

ときどきうれしい　　今がそのときどき

　Fm7 　Em7 　　Dm7 G7

君が僕に運んでくれた　　

C 　F 　G7 C 　　C F G7 　C

ラジオでぼくの　　歌を聴いたと

C E7 Am Am7/G D7 G7 C C7

ヒロ寺平もほめていたよって書いてあった　　　

　　　Fmaj7 G7 　　　C 　　　Am7

ときどき笑って　　ぼくは生きている

　　　Fmaj7 G7 　　C C7

またすぐ悲しくなっても

　　　Fmaj7　 G7 　　Em7 　Am7 G Fmaj7

ときどきうれしい　　今がそのときどき

　Fm7 　Em7 　　Dm7 G7

君が僕に運んでくれた　　

D G A7 D 　D G A7　D

朝の光が頬にあたたかい

D F#7 Bm Bm7/A　 E7　 A7　 D

目が覚めたら君に電話をしようおはよう

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